今回は、マスクが新型コロナウイルスの侵入を防ぐのに役に立つかについてみています。
新型コロナウイルス
まず、新型コロナウイルスですが、中国の湖北省の武漢市を中心に猛威をふるっているのは、連日ニュースで取り上げられていると思います。
死者数が1,380人(2020年2月14日時点)を超えていて国内の感染者の人数も増えています。
しかし、新型コロナウイルスの致死率は武漢市以外の感染地域だと0.17%(武漢市はもう少し高い値)、インフルエンザの致死率は0.1%(厚労省が発表しているデータ)なので、新型コロナウイルスの方が少し高くみえます。
高くみえるという表現をつかったのは、実際には中国の他の地域で感染している人の数は発表されている数字よりも多い可能性が高いからです。(中国当局が把握しきれていない分があるはずだからです)
なので、感染者の数つまり母数が増えることでもう少し、致死率は下がると思います。(筆者は、インフルエンザと同程度の致死率くらいなのではと推測しています。)
インフルエンザには、世の中がなんとなく慣れている(毎年のことなので耐性がついているもしくは、感覚がマヒしている)のかあまりインフルエンザの致死率や流行はそれほど(ここまで大きくは)取り上げられないのが一つ新型コロナウイルスの特徴です。
薬局やコンビニエンスストアからマスクが消えているのも、新型コロナウイルスの影響だといえます。
前置きが少し長くなりました。
では、マスクは結局役に立つのか。それと新型コロナウイルスの予防についてみていきたいと思います。
マスクは新型コロナウイルスの侵入を防ぐことができるのか。
結論からいうと、新型コロナウイルスの侵入をマスクは、防ぐことができません。
なぜかというと、ウイルス(新型コロナウイルスを含め)はマスクの網目よりも小さい(とても小さい)ためマスクの布の繊維の間から侵入してしまいます。
ちょうど、金網やフェンスもしくは、ザルのようなものがあったとすると、その間のスペースよりも小さいものが通り抜ける(ザルだと網目から落ちてしまう)ようなことが、新型コロナウイルスとマスクの関係で起こります。
では、マスクって無駄なのか?
この問いには、イエスとはこたえられない側面もあります。
実は、マスクの役割として、口を覆っているためマスクと顔の表面の間には、水蒸気が含まれ湿度が高い状態が保たれます。
そのため、ウイルスが水蒸気の水(核となるもの)とくっつきそれのため口内への侵入を防ぐ役割があります。
そのため医療機関で働いている方がマスクをしている意味もここにあります。
一方で、1度マスクをはずしたら、そのマスクはなるべく使用しないほうがいい。
なぜなら、水気を含んだウイルスがいったんマスクを(食事などのさい)に外すと、ウイルスが乾燥した状態のマスクにくっついているため、そのマスクを次に着用したときは、菌だらけのマスクを着けて一吸い目で吸い込んでしまうからです。
かといって、あまり神経質になりすぎるのもよくないかと思います。(笑)
一日に三回マスクを用意するのもこのご時世(いまのマスク商品の流通をみている限り)一般の方には、不可能に近いことなので。
万が一すでに感染していたときに、マスクを着用していると広がりにくくなる。
これはエチケットに関する部分だと思いますが、自分がもしすでに感染していたとすると、マスクを着けておくことで、感染が広がりにくくなるという側面もあります。
これはマスクをする効用のなかで、もっとも効用(意味)があります。(もし万が一自分が感染者だった場合に、咳やくしゃみで相手に新型コロナウイルスをうつさないためです)
なので、マスクをすることは、”自分がかからない”にするためよりも”私は相手にうつしませんよ”という側面の方大きいことが分かります。
予防と対策
予防と対策は、基本的なことになりますが、手洗いとうがいの徹底だと思います。
インフルエンザの対策のときと同じですよね。
なので、今年のインフルエンザの流行はもしかしたら、新型コロナウイルスの影響で、手洗いとうがいをする人が増えて少なくなるかもしれませんね。
とはいえ、新型コロナウイルスにせよインフルエンザにせよ、怖いことには変わりはありません。
みなさんも、手洗いとうがいの徹底をしてみてはいかがでしょうか。
以上が、新型コロナウイルスとマスク事情についてになります。
最後まで読んでくださった方ありがとうございました。
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