今回は、大学生と就活生向けです。就職する前に知っておくべきこと3つ紹介していきます。
筆者は大学院に進み大学院生だったときに、就職活動をして、世間からは大企業(もしくは一流企業)と呼ばれる会社に就職しました。
しかし、正直にいうと、大学生になる前に思い描いていた漠然とした社会人像と実際に働いてみて経験し感じたことには、少なからずGAP(ギャップ)がありました。
また、社会人になる前つまり、大学生のうちにやっておいた(準備しておいた)方がよいことが幾つかありました。
これらの筆者の経験を基に就職する(社会人になる)前に、知っておくべき3つのことについて紹介します。
ミーコ(6)
1つ目:会社に自分のやりたいことは用意されていない。
これは働いている人からみると、当たり前のことなのですが意外と大学生や就活生からしてみると、盲点だったりします。
説明会や面接を重ねていくうちに、自分にとってやりたい仕事を見つけられる(もしくはこれは自分に合っているのではないかとあたりをつける)ことができたらベストです。
しかし、実際に働いてみるとそれが、やりたい仕事であることは少ないケースが多いです。
(就職する前と後のギャップはなるべく少ない方が長く続けるには良いです。)
加えて、新入社員になりたての頃は、上司からの信頼も少ないので、比較的簡単な仕事(主に雑務)が多いです。というより上司からしても、新しく入ってきた人がどのような人物なのか分からないので、試用期間のような状態です。(当たり前のことなので、ここらへんは安心してください。)
ただ、この簡単な仕事を一つ一つ丁寧に、そして小さな成果を積み上げていくことが、大きな仕事に繋がっていきます。
そして、少し突拍子もなく聞こえるかもしれませんが、実はそもそも自分がやりたいと思っている仕事は会社には用意されていないのです。
ほんとうに社内でやりたい仕事があったら、自分からそれにチャレンジしなければなりません。
その仕事にありつくためには、上記であげた日々コツコツと成果を積み上げて自分の立ち位置(社内で発言が通りやすいような環境を整備して)を手に手に入れる必要があります。
けっこう必死に働いて、結果が出て自分が一歩一歩成長しているなと感じる達成感を味わうことができるのです。
そうしていくと、また新たな仕事が舞い込んでくるといったプラス(正)のサイクルに入っていけます。
ミーコ(6)
自分で、やりたいことがあるなら起業して(実行に移してみて)も良い
もし、入社してみて、会社でやりたいことがなくて、自分でやってみたいこと(仕事)があるようならば自分で企業してみるのも良いと思います。
何事も若いうちに挑戦してみるのはおススメです。
(ただ、大卒であるならば新卒一斉採用が中心の日本では、“新卒”という一番強い(価値の高い)うちに一度大企業に入ってみるのが個人的には、おススメです。それから辞めて起業でも決して遅くはないと思いますし、あとから考えると新卒で大卒に一回勤めるメリットは大きいと思います)
たとえ失敗したとしても、経験は財産になります。
また、チャレンジするときは、小さく生んで大きく育てる(初期費用をあまり大きくし過ぎない)ことは大切です。
少し話が逸れました。
大企業のデメリット
一方で、会社の内部に長くいると次第にそういったモチベーションもなぜか少しずつ下がっていく方が多いのも事実です(比較的大企業のような規模の大きいところの性質と関連しています)。
主に下記の3つ目にあげる環境面がそうさせます。
そのため、自分のやりたい仕事や好きな仕事を生業(なりわい)にしている人は、たいていの場合自分(独立)で仕事を獲得(何かをつくる。または、媒体をつかって流れに乗る。)していることが多いです。
終身雇用の時代は終わった。
また、大学生のうちに知っていおいた方が良いことの一つに、知っている方も多いかもしれませんが、終身雇用の時代は終わってしまいました。
以前は、良い大学を出て会社で働いて、一生を終えるというモデルが成り立っていた時代がありました。
けれども、今の時代はそうではありません。
新型コロナウイルスの影響やデジタルの発展に伴い変化の激しい時代です。
また、お金を稼ぐ手段という側面でみれば、ただ単に真面目に働くというよりかは、YoutubeやSNSという新しい媒体を使って稼げる(チャレンジできる)時代かもしれません。
2つ目:会社に入る前に、働く上で使う(必要な)資格を取っておくと良い。
新卒1年目は、なにかと覚えることも多く大変な時期です。
また、環境の変化(これまでよりも格段に仕事上付き合う人が増え、当然ですが大学生のころよりも、相手の年齢も幅広く(バリエーションに富んだもの)なります)も大きく、身体的にもやや負担が大きくなります。
そのため、事前に会社からこの資格を取っておいた方がよいと提示されているものや、業務上使う資格がもしあるならば、大学生のうちに取っておくことを、強くおすすめします。
社会人1年目だと勉強に使う時間を業務時間後に確保することが難しいことが予想されるからです。
ミーコ(6)
そうですね。(笑)
だからこそ、時間に比較的余裕のある大学生のうちに資格は、少し手間だと感じても取っておくとのちのち楽です。
3つ目:サラリー(給料)をもらう雇用形態の環境
3つ目は、会社に所属する最大のメリットであるサラリー(給料)を毎月貰える環境についてです。
自分で、起業してお金を稼ぐということとサラリーマンの一番の違い(差異)は、何かと聞かれれば、これに尽きると思います。
そして、この環境が良くも悪くも下記のような人をつくることがあります。
2つ目で少し触れたように、社会人1年目は、何事にも全力投球のような状態が続きますが、次第にどこで仕事を抜けばいいかが分かってきます。
先輩たちも、みな通ってきた道です。
すると、次第にあなたが最初入ったばかりのときに抱いた印象「みんななんだか守備表示(守りに入ってるなぁ)」だったものがそうした環境下にいると、だんだんと慣れていき、自分も働いている人たちと同じような感じになっていきます。
せっかく自分の人生の貴重な時間を仕事につかっているのですから、全力でまずは、やってみることをおススメします。
補足:入社一年目(もしくは就職が決まった後に)に読んでおいた方が良い本
大ベストセラーの岩瀬大輔『入社1年目の教科書』(ダイヤモンド社,2011年)は、就職が決まった段階もしくは入社する前(大学生のとき)に読んでおくことを強くおすすめします。
特に、冒頭に書かれている3つのことは、私自身もいまでも心掛けて仕事をしています。
手元においておくと、なにかと重宝する(行動指針になる)一冊です。
まとめ
ここまでみてきた3つのことを以下にまとめます。
- 1つ目:会社に自分のやりたいことは用意されていない。
- 2つ目:会社に入る前に、働く上で使う(必要な)資格を取っておくと良い。
- 3つ目:サラリー(給料)をもらう雇用形態の環境
以上が、就職する(社会人になる)前に知っておくべき3つのことについてでした。
少しでも参考になる部分があれば幸いです。
また、みなさんの社会人ライフが実り多いもであることを願っています。
最後まで読んでくだった方ありがとうございます。