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独学で3ヵ月で公務員試験を合格する方法についての記事になります。
独学で3ヵ月で公務員試験を合格する方法。
筆者自身も2月から本格的に勉強を開始して(1月ぐらいからぽつぽつやっていて、春休みに入った2月ぐらいから本格的にエンジンをかけ始めて無事合格することができました。)
以下が、独学で3ヵ月で公務員試験に合格する方法になります。
独学か?それとも資格学校に通うか?
今回は独学で、3ヵ月で合格するための記事になるので、独学で受かる方法について書いていきます。
そもそも残りが3ヵ月と少ない期間しかない場合で、公務員試験を合格するのを目標に決めたのであるならば、独学しかないと思います。
なぜなら、問題を解いて、その修正という学習方法【過去問を回していく】ことが、最大の効用があり極めて短い期間での合格を可能にする手段だからです。
なお、東大の予備校に入った人が必ず東大に合格するかといったらそうではないように、この通りにやって必ず3ヵ月で合格するものではないということを予めご了承ください。(一般的な公務員試験の合格の目安として、期間が半年と時間として800時間が目安とされています。)
しかし、以下の通りで合格することはできる(筆者自身は合格できたので)可能だといえます。
合格の射程
公務員試験には、国家公務員なのか地方公務員なのか。なりたい分野によって試験科目が設定されています。3ヵ月で独学で合格を目指すのならば、以下の二つがおすすめです。試験の難易度が比較的易しい(深堀した内容でない)のが理由です。
・【特別区(東京都23区):5月上旬】
・【市役所C日程:6月中旬】
この上記の二つは、地方公務員であり公務員を目指す人であれば、けっこうなりたいビジョンの姿とも一致している場合が多いです。
選択する試験科目の設定。
以下3ヵ月で公務員試験を合格する際の勉強する科目の優先度についてランクをつけて解説します。
矢印(→)は、その系統の勉強する順番になります。
【一般教養科目】
・SS:数的処理
・S:文章理解
・B:その他の一般教養科目(自然科学or人文科学)
【専門科目】
[法律系]・SS(ないしS):憲法→S:民法→S:行政法
[経済系]・S:ミクロ経済→S:マクロ経済→A:財政学(or A:経営学)
[暗記系]・A:社会学→A:政治学→A:行政学
基本的には、専門科目は9種選んでおけば、どの公務員試験も対応できるので、
おすすめは、憲法、民法、行政法、ミクロ、マクロ、財政学、社会学、政治学、行政学の9つです。
【勉強の仕方】
・導入本を読む→スーパー過去問ゼミ(以下:スー過去)つまり過去問をひたすら回していく方法になります。
公務員試験は過去問と同じ傾向の問題(時には、ほぼ同じ問題)がでるので、過去問をひたすらやって合格へ進んでいくのが王道であり、最も成長するスピードが上がります。
(ぶっちゃけた話、資格学校に通わなくて独学で、公務員試験に合格することは可能です。3ヵ月であるならば、独学一択なのは冒頭に述べましたが、それ以外の期間でも、スクールで座学で授業を聞いている時間よりも、自分で手を動かした方が効率といった面ではかなり有効です。)
3ヵ月しかない方は、スクールに通うのは時間的に無理です。(そもそも3ヵ月のプランはスクールにないと思いますが(笑))
一般教養科目
・数的処理
数的処理は、主に数字を扱う数的推理と図形やグラフが用いられている判断推理の二つに分かれています。
【勉強方法】:それぞれの章の頭に問題がついているのと、★印がついている問題と自分が目標にしている自治体の系統の公務員試験の問題を解く。
分からなかったら答えを見て修正。まずは、章の頭の問題と★印を一周する。
もし、スー過去の問題を見て、何にも言っていることが分からなかったり、数学が苦手で基本から学びたい場合は、以下の導入本をやる。(筆者は、理系だったので、基本的にスー過去から取り組みました。)
数的処理は毎日やる。(問題を解く。)
数的処理は、どの公務員試験でも最多出題数であり、最重要科目なのでここを何周できるかで公務員試験の合否が決まるといっても過言ではありません。
3ヵ月で受かると決めたのであれば毎日徹底的にやりましょう。
数的処理の導入本
ほんとうに、数学が苦手な方はコチラ↓からがおすすめです。
もう少し数的処理に理解があって、ちょっと導入本が欲しい方は↓コチラ
導入本の注意点:最初に述べたように、スー過去を回していくことが基本になります。期間の短い3ヵ月のなかで一般科目の導入本においては、最速で解き終わるもしくは読み終わることをおすすめします。(それこそ1日ないし3日など。)
なぜなら、導入本であって、過去問の問題を解いていくことが最優先だからです。
・文章理解
文章理解は、一般科目のなかで、数的処理の次に優先度の高い科目です。
といっても、日本語でありそして国語の問題に近い科目なのでそれほど勉強時間は取られません(割く必要もありません。それよりかは、以下の専門科目や数的処理に時間を当てましょう)。
こちらはスー過去の章ごとの頭と★印を回していきましょう。
優先度的に他の一般科目の解説は後回しにして、次に専門科目を見ていきます。
専門科目
[法律系]
・憲法
憲法は覚えることが比較的少なくてさらに必ず得点源にしないといけない科目です。
【勉強方法】:導入本(伊藤真)→スー過去を回していく。
基本的に[法律系]はこの流れになります。順番は必ず憲法→民法→行政法の順番でやったほうが効果的(法律で関係する箇所がでてくるため)です。
伊藤真さんは、司法試験の問題にも精通していて法律を扱う専門家であって、この本も特別公務員試験のためにつくられたわけではないですが、体系的につくられていて、法律系の学部出身でない僕でも分かりやすく学べる名著(導入本としても非常に優秀)になります。
公務員試験の対策用の本にこだわるならコチラ↓(筆者は憲法がはじめてだったので、これを最初に読んで理解を深められました。)
寺本康之の憲法ザ・ベストは法律系ではない方にはおススメです。
導入本を読み終えたらスー過去を回していきましょう。(★印と自分の受ける公務員試験の問題中心)
・民法
導入本に同じく伊藤真先生の民法の本を読む。
同じく民法もスー過去を回していく。
民法は民法Ⅰと民法Ⅱとそれぞれ分かれていて、ボリュームがありますが、民法の出るところの要点をしっかりと抑えておくと強いです。
・行政法
行政法も伊藤真先生の行政法を読んで、スー過去を回す流れです。
[経済系]
【勉強方法】:経済系の勉強方法は、ミクロとマクロは導入本のたまごのシリーズで概観を掴んだあとに、詳細をスー過去を解きながら学んでいくと良いです。
割と専門的な知識が要求されるので、経済系の学部ではない方は、導入本から進めていくと良いでしょう。
財政学は、暗記系なので、直接スー過去を解いていきましょう。
おすすめの学ぶ順番は、ミクロ→マクロ→財政学です。
・ミクロ経済学
・マクロ経済学
・財政学
[経済系]は、理系の方であれば得意な科目に変えられると強いです。文系の方もしっかりと取り組めば伸びるはずです。
[暗記系]:社会学、行政学、政治学、経営学の4つのうちから2つ選んで取り組む。
[暗記系]は、民法がⅠとⅡと二つにカウントされるので、社会学、行政学、政治学、経営学の4つの中から2つ選んで取り組みます。
基本的には、どの科目もスー過去のレジュメを見て、問題を解いていく流れでよいと思います。
どれにも馴染みがなくどれでもいいって方は、社会学と行政学の2つを選ぶと良いと思います。
その他の一般教養科目(自然科学と人文科学)
3ヵ月で公務員試験を合格するので、自然科学と人文科学は期間に対して、膨大な量があるのと、出る問題も少ないため、基本的には、切って(捨てて)しまって問題ないです。その他の一般教養をやるくらいなら、少しでも数的処理に時間を当てた方が、良いです(コストパフォーマンス的に)。
また、特別区や市役所C日程であれば、正直理系で大学受験をした方であれば自然科学の問題はある程度解けますし、文系で大学を受験した方であれば、人文科学は解くことができると思います。
どうしても一般教養科目が不安だという方は、センター試験のまとめ本などで学習すると良いでしょう。しかし最初に言ったように基本的に捨てでよいと思います。(筆者も特別自然科学と人文科学が勉強はしなくても受かりました。念のためにスー過去だけは買って手元に置いておきました。(笑))
スー過去をしっかりと3周回すことができたら、ほとんどの人は受かる。
スー過去をしっかりと3周回すことができれば、ほとんどの人は公務員試験に受かることができます。
なので、過去問を回すことを最優先に取り組んでください。(導入本がある場合は、導入本から進んでいく。)
学習のイメージとしては、
[数的処理]
[法律系]
[経済系]
の三つをまず優先的に同時並行で進めて、試験2ヵ月前くらいには、そのほか科目も学び始めるイメージです。
公務員試験の優先順位を一番に設定する。
もし公務員試験に合格したいと思うならば、公務員試験の対策を優先順位の一番上に設定していください。
すぐに行動して手を動かし始めるべきです。
そして時間はつくるものです。自分で時間をつくって公務員試験に向けて勉強してください。そうすれば、結果はおのずとついてきます。
少し長くなりましたが、公務員試験に合格して、公務員ライフをぜひ満喫してください。
最後まで読んでくださった方ありがとうございました。