2020年5月25日に緊急事態宣言が全国で解除されました。
現時点での新型コロナウイルス騒動における緊急事態宣言に焦点をあてた総括の記事になります。
総括としていますが、今後も新型コロナウイルスとの付き合いは長期的に続くと思いますが、緊急事態宣言の解除のタイミングでの現時点での総括になります。
ミーコ(6)
緊急事態宣言解除/新型コロナウイルス騒動における現時点での総括
前提
冒頭で述べた通り2020年5月25日をもって全国での緊急事態宣言が解除されました。
以前、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は脅威であることに変わりはありませんし今後感染者数が増えることがあれば、再度緊急事態宣言が出されるかもしれません。
日本での新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応はどうだったのでしょうか。
独特な対応だった日本が結果的にみると成功しているように見える?
新型コロナウイルスに対する日本の対応は下記の記事を書いたときに述べたように独特のもの(中途半端ともいえる)経済と生命の折衷的(バランスをとった)なものでした。
【集団免疫とは】新型コロナウイルスが終息する最も可能性の高いパターン/現状分析新型コロナウイルスの感染者数のグラフと死亡者数を示すグラフが他の諸外国と比べると際立って奇妙な上昇を示していることが分かります。
ただ、欧米と比べると死亡者数や医療現場の崩壊具合などをみると、結果的に成功しているかのように一見するとみえます。
政府の対応が際立って良かったわけでもなく(クルーズ船の対応などは海外から指摘されるようにひどいものでしたし)、よく分からないけど、比較してみると成功しているようにみえます。
緊急事態宣言解除
今回の緊急事態宣言は、タイミング的には、遅すぎず早過ぎずといったところでしょうか。
人の接触を8割削減などの効果が見られ感染者数は抑えられていることが政府が解除に踏み切った理由とされています。実際に新たな感染者数は減少傾向にあります。
しかし、新型コロナウイルスの緊急事態宣言によって経済が持ちこたえられない状況になりそう(実際になっている)ことも緊急事態宣言の解除に影響している側面もあるでしょう。
緊急事態宣言下の空気感
この緊急事態宣言下の空気感は独特なものがありました。
実際に緊急事態宣言がなされてからのこの1カ月半程度の期間はいままでに体験したことがないような世間の空気感でした。
東日本大震災のときも独特の空気感でしたが、新型コロナウイルスの緊急事態宣言下のときの空気感も独特のものでした。終わり(出口)が想定しずらかったことも影響しているかもしれません。
余談ですが、戦争などの時の空気感もやはりそのときに経験していないと感じられないものがあるのではないかと個人的に思いました。
そして、緊急事態宣言がなされてこのような体験をしたことが今後また新型コロナウイルスの感染者数が増えてくる(第二波、第三波がきたときに)際に活かされることになって欲しいところです。
新しい生活様式とは
最近メディアなどでよく耳したり目にしたりする「新しい生活様式」という言葉ですが、新型コロナウイルスの影響でそれに伴って(コロナと長期的に付き合っていく上で)新しい生活様式が求められるというものです。
ただ、今のところは「新しい生活様式」と謳われていますが、結果としてはコロナにかからないための創意工夫といった程度にとどまっている気がするのが現状です。
インターネットが普及し始めたときやスマートフォンなどで変化した生活様式(生活スタイル)の方が私たちの実際の暮らしを変えたと言えると思いますし、それに比べると新型コロナウイルスによって行われる「新しい生活様式」と呼ばれるものは、変化に合わせている工夫に見えます。
もっとも、生活様式などは後から振り返ってみないと分からない部分でもあるので、もしかすると生活様式が新型コロナウイルスで変わったと見なされることはあるかもしれません。
ただ、現状は目新しい生活様式の変化は際立っては見えないように思います(もちろん新型コロナウイルスにかからないようにこのように工夫したり変化していくことは重要です)。
そいえば、最近は新型コロナウイルスに対する人類の勝利や新型コロナウイルスに打ち勝った(打ち勝つんだ)みたいな表現は目にする機会が1カ月前と比べてめっきり少なくなりましたね。(もともとかなり違和感のある表現だと筆者は思ってました)
まとめ
- 緊急事態宣言解除
- 新型コロナウイルス騒動における現時点での総括
以上が、緊急事態宣言解除と新型コロナウイルス騒動における現時点での総括についてでした。
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