会話をしていると、たまに耳にすることがある「”普通”は~だよね。」や「”普通”の暮らしがしたい。」といったような、「普通」という言葉があると思います。
僕は、この普通という言葉を目でみたり、耳にで聞いたりすると「ん、普通って何だ」と少し違和感を感じたりします。
もちろん会話をしているなかで、「いやいや今の普通ってどういう意味だよ」よか相手にいちいち突っ込んでいたりすると、会話が止まってしまいますし、こんな行為を逐一していたら、まずモテないしもしくは友達が減っていってしまいます。(笑)
「あー普通ってたぶんこういう意味と感じで使ってるよね」と心の中でツッコミをいれながら、聞いています。
そもそも「普通」とは何か。
「普通の男性」と言われると、なんとなく頭の中に「普通の男性」がイメージとして湧いてくると思います。
昼間は会社で働いていて、夜は家族と団欒(だんらん)するこんな暮らしをしていてっといったように、それなりに共通したイメージを人々は共有していると思います。
分かりやすい「普通」の例は、保険会社などが制作しているパンフレットに出てくる男性などが普通の人生を送っているその人の年代毎のライフステージのように設定されている(これくらいに働いてこれくらいの時期に結婚して、家を買って、このくらいの時期に定年退職する)と思います。
そして、「普通の人生」と言われて普通(あえて使わさせていただきます)人生はそんな順風満帆にスムーズに進んでいくわけがない。というような印象も同時に受けると思います。
(それは自分の経験と照らし合わせるであろうし、例えば仕事を続けるうちに腰が痛くなり仕事を変えるとか、自分のコンプレックスに悩むとか)生きていると大なり小なり悩みやその人にとって問題が生まれてくると思います。
これが普通って何!?や普通ってよく分からないといったような感覚や疑問につながると思います。
以下に、「普通」と「平均」の2つは実在しない理由について見ていきます。
「普通」と「平均」の2つは実在しない根本的理由
実はそもそも、「普通」と「平均」の2つは実在しません。
しかし、実在しないから言語にならないということはありません。「ユニコーン」は実在しませんが、言語として存在し、「ユニコーン」という単語を聞けば、たいていの人が、角が生えた馬のような生き物をイメージすると思います。
このように「普通」は実在しませんが、「普通」と聞いて人々の間で共有されているイメージ像があります。
(下記に参考までに関連する過去の記事を貼っておきます。)
また”普通の男性”は”平均的な男性”と置き換えることもできるのではないでしょうか。
この「平均」もまた実在しません。
分かりやすい例を挙げると、1つの島に5人の人々住んでいます。1人は100歳の人でもう4人は10歳の子供だとします。
すると、この島に住んでいる人の平均年齢は28歳(140÷5=28)だと言えます。
しかし、島に住んでいる人の中に、28歳の人はいません(実在しません)。
すでに知っている方も多いと思いますが、このように「平均」も実在しない場合があるのです。
以上が、「普通」と「平均」の2つが実在しない根本的理由でした。
最後まで読んでくださった方ありがとうございました。