今回は、考える力をつけたいと思う方向けの記事になります。
考える力とは、どういう力なのかについてみていくのと、また考える力をつけることができる3つの方法について解説していきます。
社会が変化していく中で、自分で考える力があるかどうかはけっこう重要な要素になっていく(もしくはすでに必要とされているスキルでしょう)と思います。
ミーコ(6)
考える力をつけるには/自分で考える素地をつくる3つの方法
考える力をつける方法の前に考える力とは何かについてみていきましょう。
考える力とは何か
考える力は冒頭でスキルと述べたように、先天的な(生まれ持って持つ)ものではなく、鍛えることができるスキルになります。
類似する言葉では、思考力という言葉があります。
ある物事について考える際に、物事を一元的に考えるのではなく、さまざまな側面から見ていく力(角度を変えてみていく力)そして、思考を深くしていくことが「考える力」だといえます。
考える力をつけることのメリット
考える力をつけるメリットとして大きく分けて以下の2つが考えられます。
・騙されにくくなる(本質が見極められるようになる)
・1度身に付けることができれば、いくらでも応用が効く(汎用性がある)
・騙されにくくなる(本質が見極められるようになる)
1つ目の考える力を身に付けるメリットは、騙されにくくなる(本質が見極められるようになる)ことです。
世の中には、情報が溢れていて、全てを把握することは到底不可能でしょう。その中で、自分で考える力があれば、”自分が今抱えている問題は何なのか”を正しく把握することと、調べる力が身に付くきます。
そして、相手の言っていることの本質(その言葉をどういう意図で言っているのか)が見極める力が高くなります。
理解力も上がりますが、それよりももっと深い意味での(全体像を)把握する力がつきます。
・1度身に付けることができれば、いくらでも応用が効く(汎用性がある)
考える力を身に付けたって意味がないのではないか。といった疑問がある方も当然いるでしょう。
ただ、考える力は汎用性が高くビジネスの場でもあるいは、家庭での出来事等ほとんどあらゆる場面で応用が効く力になります。
これだけ聞くと、怪しいように聞こえるかもしれませんが、考える力は1度身に付けることができれば(実際には考える力に終わりはないので、ブラッシュアップしながら使っていくイメージです)いくらでも応用が効きます。
そういった意味で自分で考える素地をつくることは、今後の人生で役に立つことは間違いありません。
以下、考える力をつけるための3つの方法についてみていきましょう。
考える力をつける3つの方法
以下、考える力をつけるための3つの方法です。
①まずは、”疑ってみる”スタンスを意識する
②日常のNews(ニュース)などで、あてはめてみる
③自分の思っていることを言語化する
以下1つひとつていねいにみていきましょう。
①まずは、”疑ってみる”スタンスを意識する
考える力をつける方法の1つ目は、まずは”疑ってみる”スタンスを意識することです。
「疑う」と聞くと、そこで何か悪いことしているような気(悪いイメージ)がする方もいるかもしれませんが、いきなり”信じる”ことよりも”疑ってから、信じる”疑うことで、より強固な信頼関係が築けることも多いです。
ますは、”疑ってみる”(どうしてなんだろう)と疑問に持つことから、考える力は身に付いていきます。
意外と、この”疑う”スタンスを身に付けると物事がより鮮明にクリアになって見えることが多いです。
そして、もしあなたがある程度信頼している(ロールモデルにしている)人がいたとしても、その人の発言をそのまま鵜呑みにする(思考をロックする)のはけっこう危険です。
相手もまた人間なので、ときには、間違えることもあります「ん、この人この発言はちょっと不思議(変)だな」と疑問を持つことをおすすめします。
筆者の場合、特にある信頼関係が築けている人が紹介する人は、一旦フラットな視線でみるように心がけています(なぜなら、その信頼を置いている人が紹介する人が信頼に足る人物であるかはまた別問題だからです)。
情報の全体像がわれわれの目の前に提示されることは極めて稀なこと
もう1つ、人が考えて判断を下すときに、この前提は知っておいた方が良いでしょう(意外と知らないというより意識したことがない人も多いです)。
私たちの前に情報の全体像が提示されることは、極めて稀なことです。
例えば、「木がうちの庭に植わっている」とある人が言ったとするでしょう。
その木は、どんな種類なのか。どんな大きさの木なのか。花は咲いているのか。葉っぱはどんな形なのか。針葉樹なのか。広葉樹なのか。
そして、実際にその人の家に植わっている木を見て、「あぁこうだったのか」と上の疑問は解決されます。
ただ、木の下には根っこが埋まっています。
根っこの大きさは、地表にでている木の大きさと同じくらいの大きさがあるという知識を基にその下の地面に植わっている根っこの姿は想像するしかないのです。
情報もこれと同じことが、言えます。
自分の知っている知識(この例でいえば、地面の根っこの大きさは地表部分にでているのと同じくらいの大きさである)ことと、比較しながら、部分から全体を推測していくことになります。
ここで重要なのは、知識があるかないかではなく、1つの情報よりも2つの情報の方が精度が上がっていくことです。
あなたが得た情報ともう1つの情報を比べることで、全体が見えてくるでしょう。
そのためには、まず”疑ってみる”疑問に持つことが考える力を飛躍的に高めていくキッカケになります。
1つの情報が提示されたら、ここどうなっているんだろう。こういう見方もできるんじゃないか。と常に疑ってみる。
そして、考える力を身に付けている人は、知的好奇心が高い人が多いことが知らています。
②日常のNews(ニュース)などで、あてはめてみる
考える力を身に付いける方法の2つ目は、日常のNews(ニュース)などで、あてはめてみることです。
これは何もキッカケはニュースに限った話ではありません。
スーパーに買い物に行ったときに、今日は(あるいは今年は)白菜の値段が安いことに気づいたとします。
そしてたら白菜の値段が安いのはなぜなのかについて、考えてみます。すると、先日ニュースで、今年の冬は暖冬だった。という情報を思い出すかもしれません。
あるいは、さらに農家の立場になったら、白菜が豊作の場合(ケース)はどのような影響があるのだろうか。と日々生きている中で、自分で考える素地がつくられていれば、思考する力はいくらでも鍛えることができます。
ただ、物事は、さまざまな要因が複数の関係の中で、結果私たちの目の前に現れています。自分が考えたこの案は、こういう見方もできるじゃないかと、導き出した結論に新たな疑問をぶつけてみることができれば、より考えが深まるでしょう。
ビジネスの場でも、こういった思考を持つ人がチームにいると、プロジェクトがスムーズに進んでいくことがあります。
③自分の思っていることを言語化する
相手と話していて、あ、この人はおもしろいな(もっと話していたいな。聞いていたいな)と思う経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。
そうした人は、自分の考えを言語化することに長けていたりします。
アウトプットする場を増やす
自分の思いを言語化する際に、有効な方法として、アウトプットの場を増やすことがあげられます。
これは、ブログやTwitterをやってみることももちろん良いことだと思いますが、もう少し日常的なレベルで、”今日あったことを相手に話す”という簡単なアウトプットの場を増やすことでも、劇的にその効果は変わってきます。
相手にどんな風に話せば、自分が経験したことを伝えられるか(また伝えることの難しさに気づくでしょう)を試行錯誤することは、考える力を鍛えることに繋がります。
おすすめは、本の内容を相手に話してみること
本を読むことは大変良いことだと思いますが、ただ読むだけでは少しもったいないです。
自分の思っていることに近い言葉(ボキャブラリー)を増やすことは、考える際に役立ちます。
相手に自分が読んだ本の内容を話すことで、一段とインプットの質が高まります
時と相手を選んでぜひ実践してみてはいかがでしょうか。
まとめ
以下、簡単にここまでみてきた考える力をつける方法についてまとめます。
- まずは、”疑ってみる”スタンスを意識する
- 日常のNews(ニュース)などで、あてはめてみる
- 自分の思っていることを言語化する
以上が、考える力つけるメリットと自分で考える素地をつくる3つの方法についてでした。
考える力は、冒頭のメリットで紹介したように、広く使えるものでもあります、人生の役に立つことがあるとおもいますので、長期的な目でみると身に付けておくと良いスキルだと思います。
また、考えることを辞めないことは、人生をちょっとだけ豊かにすると筆者は個人的に思っています。
最後まで読んでくださった方ありがとうございました。