新型コロナウイルスの流行で対応に追われる形(影響)で、時間と場所にもともととらわれない形で働くテレワークの一種の在宅ワークをする企業や方が増えています。
テレワークとは、tele(離れたところ)work(仕事をする)の造語でつくられた言葉であり、テレワークの一種として在宅ワークがあります。
ただ、新型コロナウイルスの影響で、家にいて仕事をする働き方の在宅ワークにいま注目が集まっています。
テレワークの在宅ワークに対する企業の視点と仕組化。
もともとからIT業界などが中心に用いられていたテレワークです(基本的にパソコン一つあれば場所と時間を問わず作業ができるIT業界と相性が良い働き方であります)が、新型コロナウイルスが流行することで、思わぬ形で他の業界の企業も対応に追われているのが現在(2020年2月19日)です。
日本は相変わらずというか、外部からの影響で形を変えることが多いです。(笑)
(最近だと、東京オリンピックのマラソンがIOC(国際オリンピック委員会)によって、東京開催ではなく北海道の開催に移ったのも、日本の業界関係者もうすうす東京でのマラソン開催が難しいのに気づいていましたが、外部からの指摘によって変更を余儀なくされたのが思い当たります。…さらに遡ると…黒船など(笑))
少し話が逸れました。
テレワークに関しては、東京オリンピック開催時期に時差出勤などの対応を迫られるため新型コロナウイルスが流行する以前からも注目はされていました。
ここでは、テレワークの中の在宅ワークに注目して話を進めていきます。
まず在宅ワークと聞いて、働いている側の人間からすると、「家で働けるのか。なんだか良さそう」と思う方や「電車に乗らなくていいのかラッキー」と思う一方「家でほんとうに仕事ができるのかな」と疑問に持つ方もいるでしょう。
一旦働いている側の視点ではなく(下記のメリット、デメリットについてのところで働いている側の視点についても見ていきます)ここではまず企業からの視点にたって考えていきたいと思います。
在宅ワークに対する企業からの視点
企業側の視点にたつと、ほんとうに家で社員が働けるのか(サボるのではないか)、とかそもそも仕事になるのかと在宅ワークに関して不安になる(ネガティブなイメージを持つ)ケースも多いと思います。
仕事の種類によっては、できないケースもありますが、自宅で作業ができる仕事がある場合には、事前に仕組化を進めることで、在宅ワークの方が企業と従事者の両者にとって良い効果をもたらすこともあります。
個人情報の扱いに注意が必要。
企業側の在宅ワークを進める際には、個人情報を扱う場合には、注意が必要でしょう。
普段社内で使用しているパソコンを自宅に持って帰ることはそれなりのリスクを伴うので扱いには注意が必要です。
在宅ワークは仕組化が鍵(すべて)。
在宅ワークをするうえで、最も重要なことは在宅ワークの仕組化(環境を整える)ことです。
社員とのコミュニケーションは、チャットですませることが現在ならできますし、必ずしも直接会ってコミュニケーションを図ることはなくとも仕事は進められることができます。
正直にうと、企業という場所(オフィスビル)などがなくても仕事は成立させることは可能です。
ただ、そのためには、企業が在宅ワークの仕組を整えないとお互いにとって良くないことも事実です。
とくに重要なのは、下記の二つです。
仕事の明確化。
得てして(結果的に)、仕事は個人の裁量に任されがちです。しかし、在宅ワークをする上では仕事の明確化が求められます。
もう少し噛み砕いた言葉でいうと、”誰がどの仕事をどこまでやるのか”を在宅ワークを始める前の段階から明確にしておくことが大切です。
そして”その仕事は家でやることができるのか”という仕事の分類(仕分け)を日頃の業務から行っておくことが重要になります。
現場(オフィスビル)にいる人の仕事がある程度代替が効く状態にしておく。
現場でしかできない仕事もあることでしょう。
しかし、その仕事がこの人しかできないという状態にしておくのではなく、その人が在宅ワークをしていても、他の人でもある程度同じような成果を現場であげられるようにしておく必要があります。
以上のことをみると明らかなように、事前に在宅ワークをする仕組みを整えておかないとなかなか「明日から在宅ワークをしましょう」とは行きません。
在宅ワークのメリットとデメリット。
在宅ワークをするうえで、企業側と働いている側のメリットとデメリットです。
企業側のメリット
・リスク分散(新型コロナウイルスなどが流行っているときに、企業内でのパンデミックを避けられる)
現に社員に対して7:00~10:00の間(通勤ラッシュの際)の電車に乗ることを禁止している企業もあります。
企業側のデメリット
・仕組化をするためのコストがかかる(時間と予算)
働いている側のメリット
・家にいて仕事ができることによるストレス軽減(電車で通勤することのリスクを避けられる)
・仕事をしながら家事ができる
働いている側のデメリット
・あまりない…。(笑)
上記のメリットとデメリット以外もあげようとすれば、多くあると思いますが、主なもの(根幹に関わる)ものだけをあげさせていただきました。
余談
実は、会社の近くに住んで、自電車もしくは歩いて通える距離に住居をもうけることは、ストレスを減らし時間をつくれる方法の一つです。(会社の近くだと家賃が少し高くなるのと、持ち家の方は難しいとは思いますが(笑))
以上が、在宅ワーク(テレワーク)をした際の企業の視点と仕組化及びメリットとデメリットについてでした。
在宅ワークはうまく使うことができれば、生産性の向上や生活スタイルの見直しに繋がる働き方といえると思います。
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最後まで読んでくださった方ありがとうございました。